第13回『塾に通い始めるタイミング』
2012.12更新

塾は学校とは違い、子どものどの部分をどのように伸ばしていきたいのか、明確な目標があって初めて効果を発揮するのです。
例えば、中学入試に向けて学習しようとすれば、試験では教科書には書いていない問題が出るので、これは塾に通わなければ合格は難しいでしょう。
一方、学校の勉強にもついていけず、学校のフォローも期待できない状況では、補習塾のようなところに行く必要もあるでしょう。
しかし注意しなければいけないのは、周りの考えに流され、「皆が行くから塾に行く」のでは、塾通いの目標がはっきりしてきません。結果として、塾に通うということが学力向上に反映しないということも起きてきやすいのです。
いったい何の目的で子どもを塾に通わせるのか。そのことがはっきりしていれば、そのタイミングもはっきりしてくるでしょう。通う本人の意識もしっかり持っていないと、塾に通わせれば学力が上がるという、そういう単純なものではないと考えてください。