第5回『勉強に集中できる文具のそろえ方』
2012.1更新

子どもたちの学習を見ていると、最近気になることがあります。
それは、下敷きを使わずにノートをとっていることです。
学力を高めることにおいてノートをとるというのは、中心となる作業です。
その基本的な道具である下敷きを多くの子が使っていないというのは、私にとっては驚きなのです。
ノートをとることは、まず脳を鍛えます。
ですから、まず下手でもたくさん書くことが重要です。
しかし、慣れてくれば、きれいに書くことが重要になってきます。
きれいに書くことによって学習されたことが視覚的にも整理され、覚えやすくなってくるからです。
すると、鉛筆や消しゴム、そして定規や赤鉛筆なども、きれいなノートにするための文房具として重要なものになってきます。
いい大工さんは、よい道具を選び、そして手入れを欠かしません。
同じように、文房具にも学習しやすいものをしっかり選んで使ってほしいのです。