第1回『k-model、ここに注目!3つのポイント』
2011.9更新

学習机「k-model」で私が特に注目していただきたい3つのポイントがあります。
今回はその3つのポイントそれぞれについて、詳しくみていってみましょう。
●ポイント1
机に向かうことが心地よくなった横長机
●ポイント2
透明ケースを教科ごとに使い分け
●ポイント3
常識外だったランドセル収納
ポイント1『机に向かうことが心地よくなった横長机』
私が自分の子どもに与えた机は、意外なものでした。
横長の机です。
最初は座机でしたが、やがてそれは折りたたみ式の会議机になりました。ホームセンターの年度末の処分品の中にあった折りたたみの会議机を格安で買ってきたのです。
この横長で奥行きの短い机を見晴らしのいい窓の前に置きました。
すると、その机の前に座ると窓からの景色が広く見え、心地いいものになりました。その結果、机に向かうことが自然なものとなりました。
さらに使ってみると、意外な利点がいくつもありました。
まず、横長になると自然に多くの学習用具が置けました。
奥にあるものは取りにくいのですが、横にあるものは手を伸ばしやすく、取りやすいのです。
きっと多くの人は子ども時代、私と同じようにそんなことを感じていたはずですが、
大人になる過程でその記憶は失われていったのでしょう。
実は、その横長の机を私も使うようになったのです。
パソコンと手帳、雑記帳、そして辞書。
これらをずらりと横に並べることで仕事の効率はグンと上がりました。
ベストセラー「本当の学力をつける本」や「徹底反復シリーズ」など、私の数々のヒット作はすべてこの横長の机の上から生まれました。
ポイント2『透明ケースを教科ごとに使い分け』
私が使っていた横長机はパイプでできた下の棚に何でも置けました。
そのため教科ごとに教材を透明ケースに入れ、出し入れしました。
すると引き出しと違ってさっと出し入れできたのです。
さまざまな教材を透明なケースにしまっていたので、左右にケースを置いて教科ごとに使い分けるようなこともできました。
しかもケースごと丸ごと引き出して机の上にドサッ!
勉強が終わったらそのままケースに。
これが今回の透明トレーの原点になったのです。
すごく使いやすかったので当然、この机は、兄弟で取り合いになることがありました。
ポイント3『常識外だったランドセル収納』
子どもが使っていた横長机にはランドセルの置き場がないという問題は解決できないままでした。
そこで子どもたちの使い方を研究してみると大人の常識では通用しないことが起きていたのです。
意外なことに、かばんとして使いながら家でも学校でも収納庫として使う時間のほうが長かったのです。
このことがヒントで、子どもの使い方に合わせたランドセル収納が生まれたのです。
学校から帰ってきたらそのまま引出しへ。そして学校から持ち帰った宿題を出し、終わったらそのまま収納する。
そんなシンプルな流れを実現したのです。